豊洲市場の仕組みと1日の流れ
日本最大の水産市場・豊洲市場の取引の流れと仕組みを解説。入荷から販売までのプロセスを紹介します。
豊洲市場の役割
豊洲市場は東京都が設置・管理する中央卸売市場で、2018年10月に築地市場から移転しました。水産物の年間取扱量は約40万トン、取扱金額は約4,000億円にのぼり、日本最大の水産市場です。
市場の基本的な流れは「生産者 → 卸売業者 → 仲卸業者 → 小売店・飲食店」です。全国の産地から届いた魚介類を卸売業者が集約し、せりや相対取引を通じて仲卸業者へ販売します。仲卸業者はそれを小分けにし、飲食店や小売店のニーズに合わせて販売する役割を果たしています。
1日の流れ
豊洲市場の1日は深夜から始まります。午前0時頃から全国の産地・漁港からトラックや航空便で鮮魚が到着し、卸売場に陳列されます。午前1時〜3時にかけてマグロなどの大物の下見が行われ、バイヤーが品質を確認します。
午前5時半頃からマグロのせりが開始され、その後、鮮魚・活魚・冷凍品と順にせりが進行します。午前7時〜10時が仲卸売場での取引のピークで、飲食店や小売店のバイヤーが仕入れに訪れます。午後には市場はほぼ静かになり、翌日の入荷に向けた準備が始まります。
取扱品目と東京都の3市場
豊洲市場で扱われる水産物は約480種に及びます。マグロ、サケ、エビ、イカが取引量上位を占めますが、各地の地魚や希少な高級魚まで幅広く流通しています。
東京都の中央卸売市場で水産物を扱うのは、豊洲市場・大田市場・足立市場の3つです。当サイトではこの3市場すべてのデータを収集しており、ダッシュボードで市場間の価格差を比較することができます。
データの見方
当サイトで表示している「高値」「中値」「安値」は、東京都が公開する日報データに基づいています。高値はその日の最高取引価格、安値は最低取引価格を示し、中値は取引の中央値付近の価格です。
同じ魚種でも天然と養殖、サイズ、鮮度(活・生鮮・冷凍)によって大きく価格が異なります。当サイトでは「size_grade」や「product_state」の情報も表示しているので、より詳細な比較が可能です。